新型コロナウイルス後遺症は障害年金の対象です

こんにちは、社会保険労務士の高橋です。

今回はコロナ後遺症の方向けに障害年金の概要・申請のポイントを解説します。

 

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人も多いですが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

 

障害年金の3つポイント

1. 原則20歳から64歳までの人が受給ができる
2. 年金保険料を一定期間納付している方が対象です
3. 日常生活や就労に支障がある方が対象です

 

障害年金はいくら受け取れるの?

障害年金は納めている社会保険によって、受け取れる金額が異なります。

国民年金の場合は障害基礎年金を受け取ることができます。1カ月の平均額は約7万円です。
厚生年金の場合は障害厚生年金を受け取ることができます。1カ月の平均額は約10万円です。

 

コロナ後遺症で障害年金はもらえる?

コロナ後遺症は障害年金の対象となります。厚生労働省から発行されている「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関する Q&A」にも記載されております。

 

コロナ後遺症で障害年金を受給するポイント

①診断書

原因の欄に「新型コロナウイルス感染」と記載をしていただくことが重要です。診断書の病名については「コロナ後遺症」でなくても受給できている事例がございます。

 

➁初診日証明

障害年金を受給するためには初診日(その症状ではじめて病院に行った日)を証明する必要があります。

多くの場合「コロナの検査を受けた日」となります。

診断書を書いてくれた病院と検査を受けた病院が異なる場合は、受診状況等証明書を取得する必要があります。

 

➂症状

コロナ後遺症のなかでも多いのが「慢性疲労症候群」の方です。

慢性疲労症候群の認定基準は下記です。

例えばコロナに罹患をして後遺症で以前の就労が難しくなってしまったという方は可能性がございます。

 

 

相談事例

基本情報

病名:慢性疲労症候群

年齢:40代

 

相談時の状況

かかりつけ病院にて新型コロナウイルスに感染後、後遺症による慢性疲労症候群と診断を受けました。

コロナ完治後も激しい倦怠感や関節痛が続いてしまいました。

現在も両親と暮らしておりますが、1日のほとんどを横になっている状態で週に1日の半日程度動けるのがやっとの状態でした。

お仕事も退職をされ、障害年金の申請を希望されていました。

 

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最終更新日 2週間 by 特定社会保険労務士 髙橋 美穂

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