Q.年収は障害年金を受給できるかどうかに影響しますか？

A.基本的には障害年金には所得制限は設けられていませんので、所得額に関わらず障害年金を満額受給できます。

ただし一部の特例的なケースでは、所得制限が設けられているため注意が必要です。

所得制限を受けるケース

• 20歳前に初診日がある場合

障害の原因となった傷病の初診日について、以下の２つの条件をいずれも満たす障害基礎年金には所得制限があります。

1. 初診日が20歳前である
2. 初診日に年金制度（厚生年金保険）に加入していない

※初診日が20歳前であっても障害厚生年金には所得制限はありません。

• 特別障害給付金の受給に該当するケース

特別障害給付金を受給している場合には、所得制限の対象です

所得制限を受けるケースでは、受給者本人の前年の所得が4,721,000円を超える場合は、給付金の全額が支給停止となり、3,704,000円を超える場合は2分の1が支給停止となります。

また具体的な支給制限となる所得の基準額は、障害基礎年金の受給者についての所得税法上の同一生計配偶者や扶養親族の有無、扶養親族等の人数や年齢によって異なります。

最終更新日 3か月 by 特定社会保険労務士　髙橋　美穂